個人起業家の月1戦略は4つのSTEPで立てる

毎月戦略なんて立ててない…ズルズルと気づけば月末になっている…

個人起業家が、毎月の戦略を立てることは非常に重要です。しかし、日々の業務に追われる中で、戦略を立てる時間を取れずに毎日が過ぎてしまうことはよくあります。戦略がなければ事業は思うように伸びず、計画がないまま動いていると、行動の結果が見えにくくなり、何を改善すれば良いのか分からない状態に陥ってしまいます。

毎月の行動を効果的に進めて、事業の結果を右肩上がりに上げていくためには「あなたをとり巻く環境」を正しく理解することが重要です。

「毎月戦略を立てるなんて難しそう…」「戦略は重要だと分かっているけれど、どうすればいいか分からない…」と感じる方は多いはずです。これまであまり戦略を意識してこなかった方や、立てたとしても行き詰まってしまう方がほとんどではないでしょうか?

そんな悩みにお応えするために、今日から実践できる具体的な方法をお伝えします。

目次

なぜ個人起業家に戦略が必要なの?

個人起業家が売上をつくり、事業を成長させていくには毎月の戦略が欠かせません。自分の商品やサービスの良さが伝わらない、売上が安定しない、やるべきことが分からないといった課題を抱えている場合、適切な戦略を立てられていない可能性が非常に高いです。この問題を放置すると、事業の成長が伸び悩み、結果的に収益がストップしてしまう危険性があるため、個人起業家にとって戦略は必須なのです。

右肩上がりに事業を伸ばしている個人起業家は必ず計画的に動いています。戦略がないまま行動していても、いつまでも「なんとなくやっている」状態から抜け出せず、売上や成果に結びつかないのです。

「あなたをとり巻く環境」を2つの視点でみてみよう

例えば、あなたが動物園の飼育係をしているとしましょう。ある日、ライオンが突然食べ物を食べなくなったら、どうしますか?まず何を考えますか?ライオンの身体になにか問題があるのか?エサに問題があるのか?それとも天候が問題なのか?と、色んなことを考えますよね。

これはビジネスでも同じなのです。たとえばお店をやっているときに「売れなくなった!」と思ったら、お客さんの気持ちや市場の変化、競合の動きを見ないといけないのです。この動きはマーケティング用語で「環境分析」と呼ばれ、ものごとを良くしていくために欠かせない環境の見渡し方です。このとき、「ライオンの身体」のように主人公と、「天候」のように主人公を取り巻く要素の2つの視点で環境をみることができます。

今の状況をよーく観察して、どうすれば改善できるのか?と『自分を取り巻く環境』を正しく理解することが、個人起業家のビジネスを成長させるためには欠かせないのです。

4つのSTEPで今月の戦略を立ててみよう

事業を伸ばし続ける個人起業家は、毎月戦略を立てて動いています。例えば、あなたの商品やサービスに興味を持ってもらうきっかけとして勉強会やセミナーを開催したり、個別相談会を行ったり、プレゼント企画やライブ企画を行ったり、と日々お客さまと交流を深めています。

この時、一体何から始めればいいの?と思いますよね。毎月ズルズルと気づけば月末になってしまい今月も売上が上がらない、なんてことがあるかもしれません。

これを解決するために、あなたをとり巻く環境を2つの視点でみる4つのSTEPを取り入れ、毎月の戦略を立ててみましょう。

STEP1:強みを探そう

自分の商品やサービス、または今月の企画の良いところ、得意なことは何でしょうか?他との違いを見つけ出し「あなたを選ぶ理由」を探してみましょう。このときに気をつけることは、競合と同じようなことを言っていないか?ライバルに埋もれてしまっていないか?と自分を客観的にみてみることです。

STEP2:弱みを探そう

苦手なことや改善したいことは何でしょうか?例えば、個人起業家にとって人脈やお金などの資源は限られています。改善できる弱みとそうでない弱み、すぐに改善できる弱みとそうでない弱みがあります。すべての弱みを改善する必要はありません。このときに気をつけることは、「自分はこれが苦手だから」と主観だけで考えるのではなく、市場を見渡したときに弱みとなることは何か?と自分を客観的にみてみることです。

STEP3:機会を探そう

チャンスはどこにあるでしょうか?業界の動きや流行しているものは?市場の規模や成長性を考え、競合と戦わなくて良いチャンスを探ります。このときに気をつけることは、お客さまの感情に目を向けること。季節や時間など世の中の流れによって人の感情は大きく動きます。お客さまが今どう考えているのか?とリサーチをすることは必須です。

STEP4:注意を探そう

危険や知っておきたいことはあるでしょうか?注意しないといけないライバルの動きや、変わりつつある業界のルールは?コントロールできないことも含めて、今の状況をよく観察しておきましょう。

この4つのSTEPは、環境分析の方法として有名な「SWOT分析」に基づいています。これらを考えることで、自分のビジネスの現状と将来の可能性を把握し、どのように行動すれば良いのかが明確になるのです。

また自分の強みとは、STEP1で探した「いま」自分が持ち合わせる強みのことだけでなく、STEP1〜4を総合的に見渡し、周りの状況と比較することで、何が自分の強みとなるのか?を見つけ出すこともできます。

今月の戦略にタイトルをつけてみよう!

見つけ出した「あなたが選ばれる理由」や「チャンス」を元に、今月の勉強会やセミナー、個別相談会、プレゼント企画などにタイトルをつけてみましょう。
例えば、「80歳から始める!孫と仲良くなれるスマホの使い方」「もうパソコンいらず!スマホ1台で終える仕事術」というように、誰に向けた企画なのかがわかると良いですね。タイトルが完成すれば、次はその企画を知ってもらう行動を始めましょう。

闇雲に頑張る毎月の行動を変えよう

ビジネスを始めるのは、初めて新しいお料理を作るのと似ています。どんなお料理を作りたいかを決めたら、まず材料を集め、どの順番で調理するかを考える必要がありますよね。ただやみくもに材料を混ぜても、うまくいかないことが多いです。しっかりとレシピを確認しながら、自分の得意な調理法を使って進めることが大事なんです。自分と環境を知り、強みを生かして、確実にお料理を完成させるプロセスが結果をつくっていく行動なのです。

ビジネスの世界でもまったく同じことが言えます。毎月、闇雲に頑張るのではなく、自分の持っている強みを活かし、相手や環境の動きをしっかり分析することで、事業の結果を右肩上がりに上げていくことができるのです。

【まとめ】日常から環境分析を取り入れて楽しんでみよう

身近なことから「環境分析」を始めてみましょう。たとえば、友達とご飯に行く計画を立てるときには、まずはメンバーやそれぞれの好きな食べ物などを確認し、それからお店をリサーチすることが環境分析にもなります。主人公の強みと弱みを知り、主人公を取り巻く要因からチャンスと注意したいことを見極めていくのです。

ぜひ、日常から環境分析を取り入れて楽しんでみてください。そして、月1戦略を立てて仕事をもっと簡単にしましょう。

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