InstagramのリールやTikTokみたいな映える動画が苦手…
動画編集に1日2時間もかかってる…
そんな個人起業家やスモールビジネスオーナーに、2025年のいま、追い風となっているSNSがMeta社の「Threads(スレッズ)」 です。
スレッズが選ばれる 3 つの理由
① 文字だけでも共感・拡散される
② 顔出し & 動画編集不要で集客ができる
③ 同じ投稿を再利用しても伸びやすい
「言葉」だけで勝負したい人に、これほど優しい環境はありません。 では、どうやって “伸びる投稿” を作り、売上に結びつけるか──“いつもの型”を軸に解説します。
スレッズで伸びる投稿は“リールの文章版”
マーケティングを学んだことがある人なら、リールやランディングページでおなじみの “3 ステップ構成” がスレッズでもそのまま通用すると気づくはずです。リールとスレッズの役割を比較してみましょう。
ステップ | リールの役割 | スレッズでの役割 |
---|---|---|
① what | 0.5 秒で好奇心を刺激 | 冒頭 1 行で共感の嵐 |
② why | ストーリー / 箇条書き | 納得を生む・体験談 or データ・箇条書きで読みやすく |
③ how | 行動を促す | 次の一歩を明示する |
スレッズは “5 秒で共感する文章”──
Instagramのリールが「秒で理解できる動画」なら、スレッズは「5秒で共感する文章」と言えます。また、X(旧 Twitter)が「知識の共有」なら、スレッズは 「共感の共有」。体験談やストーリーを交えると、知識よりも感情が起こりやすくなります。
スレッズは寄り添い系・悩み共感ワードが伸びやすいのが特徴です。なぜか──各SNSは主要ユーザー層が異なるためです。そもそもユーザー特性と投稿スタイルが噛み合ったときに、はじめて投稿は大きく伸びると覚えておきましょう。
価値を“先出し”するほど伸びる
SNSの拡散力は「無料広告」と同じ。 だからこそ、本命商品の価値と直結する視点を惜しみなくシェアしましょう。
数字 | 意味 | 改善ポイント |
---|---|---|
インプレッション | どれだけ目に触れたか | 冒頭 1 行を磨く |
反応率 | いいね・保存など感情が動いたか | ストーリー・体験談・箇条書き |
遷移率 | リンクがクリックされたか | 明確な動線・特典設計 |
ポイントは、インプレッション「だけ」が伸びても売上は伸びないこと。3 つがセットで伸びる設計が成果を高めるカギです。
スレッズ専用 | インプレッションだけで終わらせない投稿の構成
1投稿の文字数制限は500文字。だからこそ、インプレッションだけで終わらせない設計を考えてみましょう。

「読み終える」と「行動」につなげる二段構え
投稿位置 | パート | 役割 | 目的 |
---|---|---|---|
1 本目(メイン投稿) | What | メイン投稿で共感の嵐 | 読者に興味を持ってもらう |
コメント欄の追投稿 | Why/How | 体験談・核心情報・具体策を解説 | 本命商品の価値を感じてもらう |
このような二段構えによって得られる3つのメリットがあります。
- 興味を持った読者だけが深掘り
1 本目で目に留めてくれた読者が、そのままコメント欄まで読み進めてくれる。 - 滞在時間とエンゲージメントが伸びる
スクロール → コメント欄へ移動する動きが発生する。 - 本命商品までの流れがスムーズ
コメント欄の追投稿により、Why/How パートの具体的な内容を投稿することができ、「詳しく知りたい」「気になる」という感情が高まることによって、プロフィールの LINE・メルマガ登録や他の媒体が気になる。
この二段構えによって、“インプレッションだけで終了”を回避することができ、成果を底上げすることができます。
さらに、スレッズ用に書いたこの原稿があれば、そのままリールの台本にも転用可能。逆に、これまでリールで使っていた“いつもの型”があれば即スレッズ用テキストとして再利用できます。
この構成を量産すれば、一つの作業が「数」と「質」の両面でレバレッジとなり、最小限の労力で最大限のコンテンツパワーを生み出せます。
お客さまがファンに変わるルートを設計しよう
先ほどの”二段構え”からさらに視野を広げてみてみましょう。専門用語では集客動線と言われますが、「お客さまがファンに変わるルート」とイメージしてみてください。

このように、スレッズは”入口”の1つに過ぎないことがわかると思います。「お客さまがファンに変わるルート」上で、お客さまが通る全ての場所と役割をそれぞれ確認してみましょう。
ステージ | お客さまが通る場所 | 主な役割 / 目的 |
---|---|---|
1 | スレッズ | 共感・信頼を獲得し、興味を持ってもらう |
2 | プロフィール | LINE / メルマガ登録への“入口” |
3 | ステップ配信(LINE/メルマガ) | 特典・シリーズ配信で関係を築く |
4 | 提案 | 講座・商品・サービスを提案し、購入・申込みへ導く |
スレッズは “入口” と決めて、次のステップで価値体験を深めていく設計を作ってみましょう。
✅ いますぐ見直せる「残念ポイント」チェックリスト
さて、視野が広がったところで「インプレッションが増えても売上ゼロ」その原因はどこにあるのか、ありがちな”残念例”でチェックしてみましょう。
✅ チェック項目 | ありがちな”残念例“ |
---|---|
プロフィール | 何者なのかが曖昧 / クリックするURLがない |
登録直後の返信メール | タイトルが弱い / 本文が手抜き / 特典の受け取りノーチェック |
特典 | コンセプトが魅力不足 |
ステップ配信 | 説明ばかりで“共感”がない / 一度作って放置状態 |
申込みページ | ベネフィット不明 / 抽象的な言葉の連続 |
チェックリストの項目は、多くの人が「めんどくさいから」「よくわからないから」と放置していることが9割を占めています。だからこそ、この「残念ポイント」を改善するだけで、ライバルとインプレッションの取り合いをせずとも、静かに目的を達成することができるのです。攻め(インプレッション)と守り(動線補強)はセットで強化しましょう。
まとめ
2025年、スレッズの追い風が今まさにやってきています。しかしながら「スレッズだけやればいい」は危険です。
リーチを拡大しながら、購買率を同時に高める──この 2 軸を意識してみましょう。言葉で届けるあなたの価値を、スレッズに乗せてみてください!