「うぅぅ、なんかチカチカする…」メールマガジンやランディングページを開いた瞬間にそう感じたこと、ありませんか?
実はその“違和感”、デザインのせいではなく 配色のバランス にあります。
ほんの少しの色選びで、開いた瞬間、体温が1℃下がるデザイン vs 上がるデザインが生まれてしまうんです。
配色は「デザイン」じゃなく「マーケティング」
人は3秒以内に「このページを読むか」「閉じるか」を判断します。
その判断材料のひとつが“色”。色の印象は、心理的にも滞在時間にも影響します。
たとえば、原色を多用すると刺激が強すぎて目が疲れ、無意識のうちに「読むのをやめる」選択をしてしまいます。
あなたの配色が、せっかくのメッセージを「届かない色」にしていませんか?
問題点について動画でちゃちゃっと確認したい人はこちら
https://youtube.com/shorts/5uw1FU0TKCc?feature=share
AgentMAILのカラーパレットの使い方知っていますか?
https://youtube.com/shorts/pdDuuRInkUw?feature=share
色を多用していませんか?
色をたくさん使えば使うほど、何を見せたいのかがぼやけてしまいます。
実際、複数の色を同時に使うと、読者の視線があちこちに分散して、どこを見ればいいのかわからなくなるんです。
結果として、デザイン全体がまとまりにくくなり、印象がごちゃついてしまいます。
ただ、単純に「色数を減らせばいい」という話でもありません。
減らしすぎると今度は全体が単調になり、同系色に偏って“平面的なデザイン”に見えてしまうことも。
そこで大切なのが、差し色(補色)の活用です。
目立たせたい部分やクリックしてほしいボタンなどに、補色を少しだけ加えることで、要素がぐっと引き立ちます。

こんなふうに色を多用しすぎると、
「結局、何を伝えたいの?」という状態になり、
本当に伝えたいことが埋もれてしまうんです。。
もし、あなたのページが “瞬間的な印象” で興味を引くようにデザインされているなら、色のインパクトは一瞬の注意を集めるかもしれません。でも、内容を読ませたい・信頼を積み上げたいタイプのビジネスでは、強すぎる色は逆効果。
人は無意識に「見やすい=信頼できる」と感じるものです。
だからこそ“飛ばし読みしても要点が伝わる構成”を目指す時、色の落ち着きやバランスこそが、伝わる力を支えてくれます。
ハレーションが起きていませんか??
彩度が高く反対色同士の組み合わせは、視覚的な“チカチカ現象”を引き起こします。これを「ハレーション」と呼びます。
色がぶつかることで文字や形が浮いて見え、読者の集中力を奪ってしまう現象です。
左側のHmm…の下にある2つの画像👇
目がチカチカして目が細くなりませんか?

「背景の明度を下げる」「彩度を落とす」「境界に余白や線を入れる」だけでも改善します。
右側のNice👍の下にある2つの画像はどうですか?
背景の色を変えるだけでみやすい!境界線に白色を配置するだけでみやすい!と感じませんか?
手で片側を隠しながら見比べてみてください。
ハレーションカラーは、一見“NG”に思われがちですが、
上手に使えば「いい違和感」として、視線を集める武器にもなります。
たとえば、特別なお知らせやキャンペーンなど、“目を止めてほしい部分”だけに使うと効果的です。
つまり、ハレーションは「悪い配色」ではなく「強い配色」。
使う場所と分量をコントロールすれば、あなたのデザインを印象づけるアクセントにもなります
配色は3色まで。それが“伝わる黄金比”
プロのデザイナーも実践しているのが「3色ルール」👇
🔹 ベースカラー(70%)背景など、広い面積に使う落ち着いた色。白系・グレー・淡色など。
🔹 メインカラー(25%)ブランドの印象を決める主役の色。
🔹 アクセントカラー(5%)ボタン・見出しなど、注目させたい箇所に使う色。
この3色バランスを意識するだけで、一気に見やすく、記憶に残るデザインになります。

AgentMAILを例にすると。
🔹 ベースカラー(70%)背景の「白」
🔹 メインカラー(25%)AgentMAILのブランドカラー「青」
🔹 アクセントカラー(5%)ボタンの「赤」
実は白と言っても、200種類以上。さらにはコンピュータのRGB値で数えると1000種類以上が存在すると言われています(笑)
AgentMAILのカラーパレットの使い方
設定するのが面倒だからって、初期設定の色を使っていませんか?
せっかくブランドカラーがあるなら絶対に使ったほうがいいですよ。

AgentMAILのカラーパレットは、
最下部に使った色が自動で追加されるって知っていましたか?
最大10個まで表示され、11個目を使うと古いものから順に置き換わります。
よく使う色は右下の パレットアイコンから追加しておくと、すぐ呼び出せて便利!
自分のブランドカラーをきちんと設定しておくだけで、配信全体が一気に整って、統一感のある印象になります。
ツールで整える“あなたの配色”
デザイナーになりたいわけではないみなさんは、難しい知識を学ぶ必要はなし。便利なツールを使って整えていきましょう。
配色ツールってたくさんあるんですが、英語のサイトだったり、言葉や操作が難しくてわからな〜い!ってなるものも多いので、私がオススメする、簡単なツールをご紹介するので使ってみてね。

配色テストジェネレーター
自分のブランドカラーを入力して、組み合わせの見やすさを自動チェック!
https://amix-design.com/tl/tool-c-pattern/

PaletteMaker
簡単にバランスの良い配色を確認できます。
英語のサイトですが、感覚的に操作がしやすいです。
翻訳で日本語にするとよりわかりやすくなるよ。
https://palettemaker.com/
まとめ
配色を整えることは、見た目を整えるだけでなく 「伝わる力」 を整えること。
あなたの色が読者の心に届くように。今日から“見る人の目を守るデザイン”を意識してみてください🌈