メールマガジンやLINEで、お知らせやプレゼントを届ける機会が増えています。しかし、相手にとっては「なぜこのメールが届いたの?」「どこから登録したっけ?」と思うこともあります。あなたの想いを届けたくて書いたメールが、“迷惑”になってしまうこともある。それを防ぐためにあるのが、「特定電子メール法(とくていでんしめーるほう)」というルールです。
きちんと届けるための3つのルール
ルール ①:同意のない人に宣伝やご案内のメールを送らないこと
メールマガジンや案内メールは、相手の「受け取ります」という同意(オプトイン)がないと送ってはいけません。
たとえ以前やりとりがあったとしても、「勝手に登録されていた」と思われれば、信頼は失われてしまいます。
たとえば:
小冊子(PDF)プレゼント付き登録フォームやLINE登録時のメッセージで、「メールマガジンをお届けします」とあらかじめ伝えておくのが安心です。
ルール ②:誰が送っているのかをきちんと書くこと
メールを受け取った人が、「これは誰から来たのか」「何についてのメールか」がすぐにわかることが大切です。以下の情報をきちんとメールに記載しておきましょう。
- 送信者の名前(屋号・フルネームなど)
- 連絡先(メールアドレスやウェブサイト)
- なぜこのメールが届いているのかの説明(例:「〇〇にご登録いただいた方へお届けしています」など)
ルール ③:「もういりません」にすぐ対応すること
「もう受け取りたくない」という意思表示があったら、すぐに配信を止める必要があります。解除できないメールマガジンは、法律違反になることも。
対応方法の例:
メールの一番下に「配信停止はこちら」などのリンクや、「ご不要な方は〇〇宛にご連絡ください」と明記するのがおすすめです。
AgentMAILでの設定方法
<パターン1>
① AgentMAIL TOPページにある、「AgentMAILセットアップ」ボタンをクリック

②AgentMAILセットアップ管理ページにある情報を記載
・メールマガジンの登録解除フォームURL
・メールマガジンのメールアドレス変更フォームURL
こちらの2点をメールマガジンの最下部に記載しておこう!!

<パターン2>
メールフレームのフッターコンテンツにセットする場合は、置き換え文字を使おう!
① サイドメニューの「メールフレーム」から設定したいメールフレームに移動
② 13フッターコンテンスの設定

③置き換え文字アイコン2つを挿入しよう。
・メルマガ解除URL
・メールアドレス変更URL
こちらの2つをフッターにセットしよう。
★がついているものはハイパーリンク形式で挿入されるのでおすすめ!

こんな感じでセットするといいよ。下線がついた青い文字が置き換え文字で挿入した部分。

<パターン3>
メールフレームについている機能を使おう!この方法が一番簡単だよ。
① サイドメニューの「メールフレーム」から設定したいメールフレームに移動
② 15&16の必須項目の設定をしよう
15: 必須項目の表示を「表示する」に設定
16: フォントカラーやフォントサイズを変更できるよ
必須項目を表示するに設定するだけで、自動的に「メルマガ解除URL」「メールアドレス変更URL」がセットされるよ。

なぜこのルールが大切なの?
AgentYouでは、個人事業主の方がメールマガジンを使ってサービスや想いを届ける場面を数多く見てきました。その中で、「届け方」に悩んでいる方が少なくないことも感じています。特定電子メール法は、「何がOKで、何がNGか」を知ることで、安心してメールマガジンを届けるための土台になります。自分の言葉をきちんと届けるために、このルールを一度整理してみましょう。
特定電子メール法は、「メールを送るな」というルールではありません。届け方を間違えなければ、あなたの想いはきちんとと届くということを教えてくれるルールです。
✔️ 送る前に「同意があるか?」を確認する
✔️ メールに「誰が送っているか」「どうすれば解除できるか」を明記する
✔️ もし解除依頼があれば、きちんと対応する
この3つをおさえておくだけで、安心してメールマガジンを届けられます。
オンラインでのやり取りが当たり前になった今、ちょっとしたすれ違いが、信頼を失うきっかけになってしまうこともあります。「この人、きちんとしてるな」そう思ってもらえる第一歩が、この3つのルールを知ることです。
さいごに
メールマガジンは、ただのお知らせではありません。あなたの想いや、届けたい価値を伝える大切な手段です。けれど、その一通が「読みたい」になるか「読みたくない」になるかは、届け方に対する信頼が大きく関わっています。
届ける準備がきちんと整ったそのメールは、安心して受け取ってもらえる一通になります。小さな心配を手放して、自信を持って言葉を届けていきましょう。