リストの増加は好調なのに、セミナーに人が集まらない──
メールマーケティングやランディングページの改善に取り組んでいても、申込みに繋がらないという悩みは多くの個人起業家が抱えています。
今回は、Agent LOG個別戦略会議15分PDCAで実際に扱われた事例をもとに、クリックは増えても申込が入らないという課題に対する打開策をご紹介します。
こんにちは!Agent LOG instructor 星野茉南です


リストのコンバージョンは上がってきたものの
セミナーへの申込が入らない状態です


データで見落としがちな「1」という数字
今回の事例、データを見るとメイクリスト(未来のお客さま)からの登録は増えており、メイクカスタマー(お客さまとの握手)のページでもクリックは発生している。
しかし、そこから先の申込みというアクションに繋がっていないのが現状でした。


最初の突破口──それは1件の申込み
数字ではなく「人」を追いかける重要性
データを見ていく中で明らかになったのは、返信メールから3クリックで1件の申込みが入ったという事実。このような限定的な導線で成果が出たということは、そのメッセージ内容やタイミング、構成に何かしらの“ヒット”があったことを示しています。
トラッキング機能を使って“人”を知る──


ここで重要なのが、Agent LOGを使って見ているのは数字の向こう側にいる“人”だということです。
多くのマーケターは、クリック数や開封率といった数字だけを追いかけがちですが、本当に大切なのは、その数字の向こう側にいる“一人ひとりのお客さま”を知ることです。


AIの進化で「指標の扱い方」が完全に変わる
開封率・クリック率といったメールマーケティングにおける指標は、今より“ノイズ”が増えます。なぜなら、AIによる要約閲覧・代理クリック・セキュリティなどで、開封・クリック=興味、という精度が落ちるから。
だから2026年以降は、
- “クリックした”より “どこまで見た/何を読んだ/何を保存した/何を返信した”
- そして最終的に “会話(DM/返信/相談)の質”
へ重心が移ります。


1を10にする戦略
申込が1件入ったら、それを“たまたま”で終わらせてはいけません。その1件を徹底的に深掘りし、そこから仮説を立て、再現性のある打ち手に変えていくことが重要です。
AIによる生成コンテンツが溢れる2026年以降は、お客さまは「きれいな文章」を信じません。「自分の行動を見てくれている(理解してくれている)」という体験に信頼を置きます。
だからこそ「1人」が動いたその”心の琴線”を見逃してはならないのです。


申込が入った日時と場所を確認します。Agent LOGを使うことで、どの導線から申込があったかを特定することができます。


ここではAgent MAILを活用し、ひとりの人が申込みに至るまでの足跡を辿ります。


行動パターンを分析し、「強烈な悩み」や「憧れ」を洗い出します。同じ「お客さまのお声」や「ストーリー」を何度も開いているならば、そこに重要なヒントが隠されています。
トラッキングで得た「事実」をAIで壁打ち
申込者が何度も同じ行動をとっていた足跡を分析すると、そこから相手が抱えている悩みや、響いている言葉、共感しているストーリーを抽出することができます。


このように1人が動いた「鉄板」の言葉やお客様のお声などをランディングページや広告文、あらゆる露出場所に反映させていきます。そして、“人が実際に動いた言葉”をもとに、マーケティング施策全体をアップデートしていくのです。


「不安」こそが最大のヒント
何度もクリックしているのに申込みがない場合、そこには「不安」があります。その不安を払拭する言葉を探しましょう。
その不安を払拭するための情報をメールマガジンで3日間かけて伝える、ランディングページにFAQセクションを追加する、お客様の声でその不安を解消した事例を紹介する、といった施策に繋げていきます。
今回の分析で興味深かったのは、あるメールマガジンで2回、クリック数が急上昇する“山”が確認できたことです。同じ型のメール構成を使ったところ、同様の反応があったのです。


ここからわかるのは、“この型は反応が良い”という仮説です。ただし、クリックはあっても申込には至っていないため、次のステップは、クリックした人のトラッキングを活用し、なぜ申込みまで至らなかったのか、どんな不安が残っているのかを探ることです。
マーケティングの本質は数字ではなく人を見ること
マーケティングにおいて最も陥りやすい罠は、“数字だけを見てしまう”ことです。開封率、クリック率、コンバージョン率といった指標は確かに重要ですが、それらはあくまで結果です。


本当に大切なのは、その数字の向こう側にいる“人”を見ること。どのような道を辿り、どの言葉に共感して、どんな悩みを抱えているのか。その一人ひとりの行動を知ることで、再現性のある打ち手が見えてきます。
【まとめ】「1」を大切にし、仮説のレベルを上げ続ける
クリックは増えているのに申込が入らないという状況は、決して失敗ではありません。それは、未来のお客さまが“悩んでいる”“興味を持っている”証拠です。
大切なのは、その1件の申込、1回のクリック、1人の行動を“たまたま”で終わらせず、徹底的に深掘りすることです。トラッキング機能を使って人を追い、何度も開いているメールや見ているページから仮説を立て、それを次の施策に反映させる。
1回目の成功は“たまたま”かもしれません。しかし、2回目で“確かめ”、3回目で“確信”に変え、4回目で“狙って”成果を出せるようになります。そのサイクルを回し続けることで、仮説のレベルは確実に上がり、再現性のある打ち手が増えていきます。
数字ではなく人を見る。1を10にする。記録を資産に変える。このマインドセットと実践が、マーケティングの成果を大きく変えていくのです。














