ご利用者様からこんなご相談がありました。
ラブレターテンプレートで返信メールを作っていると、「HTML本文:文字数が多いです。」というエラーが出てしまいます。文字を減らしても投稿できず、5行ほどにしたらやっと完了しました。画像も2枚削除してみましたが、同じエラーメッセージが出てきます。いつもはこんな短くなくても送れるのですが、どう対処したらいいでしょうか?
実はこれ、「見えない文字」が原因なんです
このエラーは、見た目の文字数ではなく、 裏側の“HTMLコードの量”によって判定されています。
EvernoteやGoogleドキュメント、Word、Webサイトなどで文章を装飾したあと、そのままコピーして貼り付けると、
文字の色・フォント・余白などの装飾情報(スタイルコード)が文章と一緒にくっついてしまうんです。
たとえば、太字や色を変えるたびにこうしたコードが自動的に追加されます👇
<span style=”font-weight:bold; color:#ff3399;”>ありがとう!</span>
これが文中に何十個、何百個と含まれていると、たった数行でも6万文字以上にカウントされてしまうことがあります。
技術的な背景(少し専門的な話)
AgentMAILでは、1通あたりのHTML本文は、最大で 65,535文字 までと決められています。
これは「実際に見える文字数」ではなく、装飾やレイアウト情報を含んだ内部コードもすべて文字数としてカウントされる仕組みです。
そのため、
• 他ツールからコピペした文章
• フォントや色が多く指定された文章
• 複数の編集ツールを経由した文章
などは、見た目が短くても内部的に膨大な文字列となり、「文字数が多い」と判定されることがあります。
例えば、こんな時!
WordPressの記事をGoogleドキュメントにコピー&ペースとして、その記事をまたGoogleドキュメントで編集して、その一部をAgentMAILにコピー&ペーストしてメールマガジンを作成する。
見た目ではそれほど文字数は多く感じないけど、裏側のHTMLコードの量は膨大になっており、65,535文字以上になっている場合には、「HTML本文:文字数が多いです。」とエラーメッセージが出てしまう。
解決方法(とてもかんたんです!)
方法①:プレーンテキストとして貼り付ける
- 「プレーンテキスト入力欄」にいったん貼り付ける
- そこから改めてHTML欄にコピーし直す
→ この手順で、装飾コードを削除した“純粋な文字”だけにできます。
方法②:ショートカットキーを使う
装飾を無視して文字だけを貼り付けたいときは、以下のショートカットが便利です👇
- Mac: command + shift + option + V
- Windows: Ctrl + Shift + V
貼り付けるだけで、内部の余分なコードを削除してくれます。
なぜ気をつけた方がいいの?
AgentMAILでは配信量(データ量)に応じて料金が変動します。
つまり、見えない装飾情報が多いと、無駄な通信量が増え、結果的に配信コストも上がることにつながります。
せっかく丁寧に書いたメールなのに、中身より“余分な装飾コード”で料金が上がるのはもったいないですよね。
だからこそ、「プレーンテキストで貼る」のがいちばん安心です。
まとめ
見た目では短くても、“中身がぎゅうぎゅう”のメールは重くなります💡
だからこそ、送る前に一度、「プレーンテキスト貼り付け」で中身を軽くしてあげましょう。
それだけで、配信トラブルも、余計なコストも、そして読者の離脱も防げます。
メールを整えるという小さなひと手間が、「伝わる」「届く」「つながる」コミュニケーションを守ってくれます🌈

